奨学金が返せない理由と困った時の解決方法について

奨学金が返せない理由は皆さん異なりますが、借りた時に返済することが分かっているのになぜそんな事態になるのか不思議に思う人もいるでしょう。奨学金制度は経済的に余裕がない場合はとても助かる制度ですが、借金しながら学校に行くものなので、借りたものはいつか返済しないといけません。

大学や専門学校は思った以上にお金がかかり、最初にすべて費用が準備できないことはよくあります。銀行の学費ローンの人気があるように、今の時代は借金してまでも学校に行かないといけないのでしょう。

では早速ですが、奨学金が返せない理由と困った時の解決策についてご説明していきましょう。

奨学金が返せないのは甘えのせい?

近年大学の進学率が増加していますので、学費の工面はどこの家庭でも頭を悩める問題になってきました。

奨学金制度は、経済的な理由で修学が困難になる学生に向けて貸与を行う制度で、奨学金には貸与型と給付型の2種類があります。大学や専門学校などほとんどの学校で、申し込みができる有名な奨学金としては「日本学生支援機構」の制度があり、この奨学金は独立行政法人で2004年より日本育英会から業務を引き継いでいます。

日本学生支援機構の貸与型は無利息の奨学金や、上限3%の利息が付くタイプなど種類があります。給付型は国費を財源として能力や意欲がある学生に向けて支給され、返済義務がないことが特徴です。それぞれの条件をクリアした人が自分に適切な奨学金を得ることができますが、ほとんどの人が利用する貸与型は返済が必要になります。

奨学金が返せない人は甘えているからという厳しい声も一部に存在しますが、返済できない理由はそれだけではないのです。

次のような理由により奨学金が貸せない若者が急増しています。

  • 一人暮らしの生活費がかかるため
  • 給料がアップしない
  • 学費が高騰しているため
  • 浪費して返済できない
  • 留学していた
  • 病気や事故で働けなくなった

教育ローンとの違いについて

奨学金も教育ローンも、どちらも返済が必要になる借金であることに変わりはありません。教育ローンは、さらに分けると政府系や公的な機関が扱っている国の教育ローンと、銀行などで貸している民間の教育ローンがあります。

民間の教育ローンは公的のものよりも利用しやすいメリットがありますが、利息が高くなる傾向があるため利用の際は十分に注意しないといけません。

民間の教育ローンは銀行以外にも信販系が扱うものがあり、銀行よりも審査が甘い代わりに利息が高いという特徴があります。

最近では信販会社が専門や大学と提携してローンを提供するケースも増えていますので、学校提携だから安心だと油断すると予想外に高くなる利息で返済できなくなるケースも増えています。

奨学金はその点利息が低く返済期間にも余裕がありますので、学生にとっては一番メリットの多い学費の調達方法といえるでしょう。

大学の学費は上昇傾向あり!

大学の学費は高いイメージがあるのは仕方がありませんが、1970年代までは学費の上昇はごくわずかで、それ以降徐々に高くなっています。

1990年代は国立大学であればまだ私立よりも安かったのですが、最近では国立大学なら安いというイメージは必ずしもあてはまらなくなっています。

将来的にはどんどん大学の学費は上昇する傾向があり2030年頃には90万円近くまで上がるという見通しもあるほど。

奨学金に頼らざるをえない人は今後も増えていきますので、それに伴い返済が困難になる人も増加する傾向があるといえるでしょう。

奨学金を滞納するとどうなる?

奨学金は4年生大学の場合、第一種の奨学金で貸与機関が48か月、返済年数は14~18年となり月々の返済額は12,000円~15,000円が一般的となっています。

銀行系の教育ローンと比較すると、利息はとても安いのが奨学金ですが、色々な諸事情により返済できない人は増えています。

もし滞納した場合は、どのようなリスクがあるのか見ていきましょう。

・延滞金の上乗せ

奨学金の返済を滞納すると延滞金が5%プラスされてしまい、翌月分と合わせて返済しないといけません。

1か月分ならなんとか対処できても、これが3か月や5か月となるとかなりの金額になり一気に返済するのは困難になるでしょう。

・ブラックリストに登録される

返済を3ヵ月以上滞納した場合はブラックリストに登録されてしまいますので、新しくクレジットカードが作れない、ローンが組めない状況になります。

ブラックリストは個人信用情報機関と呼ばれ、金融機関が信用情報を紹介する際にチェックするもので、一度登録されてしまうと完済しても5年間は継続してブラックリストに登録されたままになってしまいます。

・差し押さえ

奨学金だから大丈夫だろうと長期間滞納を続けた場合、債権回収代行会社に債権が譲渡されますので、次はそこから督促がはじまりそれでも対応しない場合には裁判所から差し押さえされる可能性もあります。

裁判所から支払い督促申立書が送付されるなど、奨学金の滞納も通常の借金と同様に法的措置を取ってくることはあるのです。

奨学金が返せない時の対処方法

奨学金が返せない理由は様々ですが、返済は借りた人の義務ですからもし困難になった場合は早めに対処を取らないといけません。一番オススメなのは弁護士に相談して債務整理をする方法があります。

借金の減額、または借金をゼロにする自己破産などそれぞれの返済能力や借金額により自分に一番適切な解決方法が見つかります。

貸与型の奨学金は返還の猶予を認めているため、返済が難しい場合は奨学金窓口に相談することも可能に。

収入減、生活費のためなど奨学金が返せない理由は色々ですが、なかには事故や病気で返済ができなくなるケースもあるでしょう。

どのような理由にせよ、奨学金を滞納すると様々なリスクがありますので、まずは無料弁護士相談で問い合わせてみましょう。

まとめ

奨学金が返せない理由はたとえどのような場合でも、早めに対処をすれば最悪の事態は回避できます。

長い返済期間がある奨学金、大学を卒業した時は問題なく返済しても十年後になったら経済がどのように変化して自分の収入に影響があるか分かりません。

このようなことも踏まえて、奨学金を借りる時も計画的に行うことが大切ですね。

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