奨学金が返せない若者が急増中!返済のオススメ方法

借金の失敗(奨学金、クレカ、前給)

奨学金が返せない若者が近年増加しているといわれています。高額な学費を奨学金でまかない、なんとか卒業しても大変なのはその後の返済です。金額的にとても多くなりますので、思ったほど収入がないと奨学金の返済をする余裕がない人もいるでしょう。

学生の間はとにかく学業がメインで卒業することに集中しています。社会時になった後、現実を見るとハっとする場合もあります。奨学金が返せない若者が増えているのはなぜか、また返済できない時の解決策はあるのか詳しくご説明していきましょう。

ギャンブルや買い物で作った借金とは全く違う趣旨がありますが、奨学金とは言え借りたお金は返さないといけないもの。返済の苦悩を抱いている方はすぐに対策を取ってくださいね。

 

奨学金とはどんな借金なのか?

奨学金はすべての学生が対象になるのではなく、それぞれの基準を満たした学生が対象になります。

現在は大学生の2人に1人が何かしらの奨学金制度を利用しているともいわれています。決して特別なものではなく、どのような奨学金が自分に当てはまるのか正しく見極めることが大切ですね。

そもそも奨学金は返済義務があるものなので「借金」としての存在になっています。種類は色々ありますが、すべての大学や短大、専門学校で申し込みが可能な最も一般的な奨学金が「日本学生支援機構」のものです。

能力がある学生を対象にした制度で、さらに大きく3つに以下の種類に分けることができます。

 

・無利息の第一種奨学金 

学校の種別や通学形態によって月々の支給額が決められています。無利息で借りられる奨学金については、申請には成績基準があり家庭の収入額とも合わせて審査されます。

学生にとって気になるのは家庭環境というよりも成績基準でしょう。国立大学など大学によって基準が違うと思いますがOSを成績上位10%から30%が受けられる奨学金となります。

 

・利息付きの第二種奨学金

月額3万、5万、8万、10万、12万のなかから希望金額を自由に選択できる奨学金で、通学形態や進学先の基準はありません。家庭収入基準に合っていれば、誰もが採用される奨学金で利息が上限3%プラスされます。

現在最も多くの学生が利用している奨学金です。

 

・利息付きの入学時特別増額貸与奨学金

入学初年度に50万円を上限に一時金として利息付きで借金する奨学基金。家庭の収入基準があり、支給は進学後になるので入学準備として充当できない点に注意しましょう。

 

奨学金の返済方法について

日本学生支援機能の奨学金は卒業後7か月目から返済が開始します。奨学金が返せない若者が急増しているといわれる中、返済のタイミングはすでに皆さんわかって借りているのになぜ?と不思議に思いますよね。

そもそも奨学金の月額の返済額は借りた総額により決定されます。

とりあえずここでは返済の金額感を掴んでいただきましょう。たとえば

  • 無利息の第一種の場合、自宅から通学した人は返済年数が14年で月額12,857円
  • 第二種の場合は返済年数が15年で月額14,428円

また、一般的な相場としては、短大や専門学校で

  • 2年間奨学金を借りた場合は卒業後の月額返済額は9,000円~16,000円
  • 4年間の場合は月額で2万円以上

になることもよくあります。

返済方法は口座振替で専用の「リレー口座」と呼ばれる金融機関の口座加入手続きが必要。月賦返済か併用返還のどちらかの返済方法を奨学金を申請する際に選択します。

 

奨学金が返せない若者が増える理由について

奨学金を返せない若者の数は全国で30万人以上もいるといわれています。借金なのに返済のことを頭に入れて借りていないのでしょうか?なぜそんな事態になるのか理由が気になりますよね。

奨学金は卒業し、すぐ払うわけではありません。7ヵ月間という返済までの余裕期間があります。そのため初回からまったく返済しない人よりも延滞から始まるケースがとても多いといわれています。

一番の理由:収入減によるもの

中には失業して収入がゼロになり返済が不能になっている人も少なくありません。返済が難しくなる若者のなかには

  • 他のローンの返済があるから奨学金の優先度を下げた
  • 親に生活費を援助しているから奨学金を払えない
  • 病気で働けないため収入がない
  • 留学したので奨学金返済のことを忘れていた

など様々な理由があります。しかし近年経済状況の悪化、特に若者の年収が下がることにより奨学金が返さなければならない若者にとって一番辛い要因になっています。

二番目の理由:奨学金を借りてまで進学する意味はなかった

奨学金を借りてまで行く大学ではなかった。というのも原因として多くあるようです。

高校時代に「進学するかどうか」を聞かれたことはありませんか?「特にやりたいこともないので大学にいく」と答える高校生は多いと思います。高校側としても進学率あげたいため、大学に行く支援をしてきます。大学に行くためのお金がなかったとしても「奨学金があるから大丈夫」という高校もあるようです。

 

その大学を卒業することで、十分な年収がある会社に入れるのであれば、奨学金を借りて進学することは十分に良いことだと思います。自分への投資です。

しかし進学する大学が全く社会で通用しなさそうなアホ大学だったら。それは、あえて奨学金という借金をして、大学の数年間を遊ぶために使うようなものです。遊ぶために借金をする。というダメなパターンです。

そんな大学に進学するような学生は「奨学金をどのように返済していくか?」なんて考えていません。借金返済のことなんて思いもせずに奨学金を喜んで借りるでしょう。そんな学生が社会人になり「急に借金返済をしろ!」と言われても、準備も収入もないことがほとんどなのです。

奨学金を返済しないとどうなる?

奨学金を返せない若者が急増している今の世の中、返さなくても大丈夫だと誤解している人も少なくありません。しかし奨学金を返さないとリスクが発生しますので、通常の借金と同様に当然のように延滞するほどリスクは悪化していきます。

そこで奨学金の返済ができない場合に起こりえる以下のポイントを覚えておきましょう。

・延滞金が発生する(借金が増える)

返還期日が来ても返済しないと延滞金が2.5~10%発生します。。割合は第一種か第二種によって変わります。

奨学金は債務整理でもなくならないと言われています。民間の借金よりも圧倒的に優先される奨学金。これの金額が増えていくということは、どのような借金が増えていくことよりも恐ろしいことだと考えてください。

・ブラックリストに登録される 

奨学金はあくまでも借金です。滞納すればそれなりにペナルティがついてしまうことは覚えておかないといけません。

3か月滞納すると通称ブラックリストと呼ばれる個人信用情報機関に登録されてしまうため、住宅ローンや車のローンなどが組めなくなる恐れがあります。クレジットカードも利用停止になり新規発行もできません。

・連帯保証人に請求がいく 

この連帯保証人に請求がいくパターンが最もダメージが大きいです。

例えばあなたが奨学金を借りるとしましょう。

いつ奨学金を借りますか?当たり前ですが、高校生や大学生の時に奨学金を借りますよね。その時の連帯保証人はほぼ必ず「親や親戚」になります。そのため奨学金を延滞すれば請求先が親や親戚になります。これだけで心が痛みます。

 

では、借金返済ができなくなるタイミングで多いのはいつ頃だと思いますか?

多くの学生は社会人になり、しばらくはなんとか借金返済をしていきます。しかし社会人になってしばらくすると、病欠になったり他の返済が発生したりで、返済が出来なくなってきます。ここで延滞すると連帯保証人にまとめて請求が行きます。

このタイミングは、親が定年退職した後のタイミングと重なってきます。親が定年退職した後に借金返済をすることになったとしても、ほぼ100%返済ができません。そのため本人だけが破産するのではなく、親や親戚もまとめて破産することになります。

親が一生をかけて住宅ローンを払ってきたマンションや自宅も売り払うことになります。

 

奨学金は下手をすると一家を全滅させるほどの破壊力を持っています。

 

奨学金が返せない時の対策

病気や災害などのやむを得ない理由の場合は、返還期限の猶予制度の審査をクリアすることで最大10年間の返還延長が可能です。もしくは減額返金制度を利用し、月額を安くして返済期限を延長する方法もありますので、延滞金が多く発生する前に迅速な対応をすることが大切ですね。

相談するときは日本学生支援機構の相談センターや、弁護士の無料相談を活用して自分に合った借金解決方法を見つけましょう。

奨学金の返済期間はとても長いため、学生時代に申請した段階で想定した将来が待っていないことはよくあります。奨学金が原因で多重債務になる人も多いので早く相談をすることが大切でしょう。

 

まとめ

奨学金が返せない若者の解決策はいくつもあります。

他の借金がある場合などは、早く借金苦から解放されるためには債務整理を検討することもよいでしょう。その際には借金問題に詳しい弁護士に相談してご自身の状況に一番合った救済措置を見つけてください。

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