奨学金は安易に借りると失敗する。今時の奨学金を返せなくなる理由とその対策は?

奨学金

奨学金の返済はいつまで続くのか知らずに手続きをしてしまうと、後から困る場合があります。大学を卒業後に、希望の会社に入社して毎月の給料から奨学金の返済が何年も続くのは負担ですよね。

奨学金には色々な種類があり、学費の負担が困難な人にとってはとてもありがたい制度ですが、申し込みする前にはいくつかの点を理解しておく必要があるでしょう。

近年奨学金返済の延滞者が33万人を超えているという調査データもあるように、かなりの人が返済困難の状況に陥っています。

一番気になる奨学金の返済はいつまで続くのか、そして返済できなくなるケースについて見ていきましょう。

 

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奨学金とはなに? 

大学生の2人に1人が利用しているといわれている奨学金制度。代表的な奨学金として「日本学生支援機構奨学金」制度があります。この制度は大学や短大、専門学校のほとんどで申し込みが可能で、文部科学省所轄の独立法人です。

奨学金は無利息の第一種奨学金、利息がつく第二奨学金と入学時特別増額貸与奨学金の3種類があります。

無利息の第一奨学金は家庭の収入状況や成績基準が設けられていますので、全員が採用される奨学金ではありません。第二奨学金は誰でも利用できるタイプで、月額3万円~12万円までの間で希望する金額を選択できます。

利息の上限は3%で奨学金の利用者の7割が利用し、もう一つの入学時特別増額貸与奨学金は入学初年度に50万円を上限として借りるもの。

支給は進学後になりますので、入学準備の費用として充てることができないのでご注意ください。

 

奨学金の返済方法 

奨学金は大学や専門学校を卒業後、7か月後から返済がスタート。月々の返済額は借りた金額によって異なりますが、大切なのは返済できる可能な範囲で借りる点です。

例えば4年生大学で奨学金を借りた場合、賞与期間が48か月になり私立大学で自宅から通う場合、貸与額を54,000円とします。

返済額は月々14,400円で返済年数は15年。貸与月額を64,000円にした場合は月々14,222円の返済で18年続くことになります。

第一種と第二種の奨学金をどちらも満額で借りた場合は、返済の月額金額は4万円以上になりますのでかなりの負担ですよね。返済は口座からの自動引き落としになり、貸与が終了した時点で金融機関にてリレー講座と呼ばれる支払い手続きをしないといけません。

引き落としは、月賦返還と半年1回まとめて返済する併用返還の2通り。利率は0.23%~0.47%となりますので、返済は負担が増えることを忘れないようにしましょう。

 

奨学金の返済ができなくなるケース 

奨学金で学校を卒業した後は、仕事をしながら返済するだけ。そう簡単に考えていても予定通りにいかない場合があります。奨学金は長い返済期間がありますので、その間に収入が減ってしまう場合がありますよね。最も多いのがこのケースなのです。

奨学金の返済ができない7割近くが、収入源で計画通りに返せないことが理由だといわれています。奨学金の返済はいつまで続くのか、きっと先が長く精神的な負担になりますよね。

卒業後10年、15年も経過すれば、結婚して家族が増えることもあります。すると家族を養うために支出が増えますので、奨学金の返済まで手が回らないということも要因の一つに。

さらに事故にあった、体調を崩して働けなくなったという人も、全体の5%ほどいますので、奨学金を借りる時はこんなトラブルまで考えていないかもしれません。一時的に返済が遅れたという場合よりも、奨学金は延滞を続ける人が多いのが特徴です。

なぜ延滞が続くのか、やはり一番の原因は低所得であること、そして車などの他のローンがある、また滞納金額が多すぎて返済できないというケースもあるでしょう。

 

奨学金の返済はいつまで続く?払えない場合はどうする?

奨学金の返済はいつまで続くか人により異なりますが、かなりの金額を借入するため返済期間は長い傾向があります。

もし返済できなくなり延滞した場合ですが、延滞金が2.5%~10%ほど発生します。また奨学金を借りる際は、連帯保証人が必要になるため、延滞すると連帯保証人にも請求が行くので迷惑になってしまうでしょう。

支払いを3ヵ月間滞納すると、個人信用情報機関という通称ブラックリストに登録されて、クレジットカードを新たに作ったりローンが組めなかったりします。

さらに9か月間滞納すると、一括請求が来るため延滞金や返済院額が多額になり、それでも返済ができない場合は最悪給料や財産の差し押さえという強制執行になる可能性があります。

奨学金の延滞問題は社会問題にもなりつつありますので、放置せずに早期に解決することが大切に。時間をかけるほど、自分にかかる負担が多くなります。

 

奨学金の返済のコツ 

奨学金の返済はいつまで続くのか、借りた人にとっては大変長い期間が一番ストレスになりますよね。平均的な返済期間は8年~15年といわれていますが、最長20年という決まりがありますので、なかには40歳近くまで返済を続ける人もいます。

40歳といえば家族や子供もいますし、子供の教育費もかかる時期。マイホームのローン返済など金銭的には決して余裕があるライフステージとは言えません。

滞納して借金苦になる前に、奨学金は「繰上返還」という制度がありますので、ボーナス時期やちょっと余裕のある月に返済額を増やすことが可能です。

早めに対処をしておけば、何年も返済の負担を抱えずに済むでしょう。また災害や傷病、経済困難などの理由により、返還が困難な場合は「減額返還」や「返還期限猶予」、身体の障害により労働ができない、本人が死亡した場合には「返還免除」という手続きをとることも可能です。

 

まとめ

奨学金の返済のために消費者金融で借金したり、滞納を続けたりして督促が続くといったトラブルも増えています。このような問題は専門家のアドバイスが必要になりますので、借金問題を扱う弁護士に相談するのも対策のひとつです。

長い返済がある奨学金、いつどんな理由で返済困難に陥るかわかりません。誰にでも可能性があることなので、万が一のことを想定して相談できる人を見つけておくと良いでしょう。借金関連の問題は、とにかく早期に対処することがスムーズな解決になるのです。

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